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ノウハウ大漁!! 本ガツオ4匹 本命キハダは0匹でも…

[ 2026年10月11日 05:30 ]

体験会1号カツオを釣り上げた竹村さん
Photo By スポニチ

 「シップスマスト レディース キハダマグロ釣り体験会」が4日、神奈川県茅ケ崎市の沖右衛門丸で行われた。女性限定の催しで、40人が2隻に分乗。本命キハダは釣れず、釣果は本ガツオ4匹。それでも講師陣の丁寧な指導を受け、参加者たちはノウハウの数々を持ち帰った。 (岩田 浩史)

 船は午前7時半過ぎ、城ケ島沖に到着。「30メートル」という船長のタナ指示をゴーサインに、仕掛けが一斉に投入された。釣り人なら「いつかは乗りたい」キハダ・本ガツオ船。その思いは女性も同じだ。参加者の半数以上が初体験。講師陣から飛ぶ「コマセは2、3回に分けて振って」「3分待ってダメなら巻き戻して詰め直して」などなどの指導を体で覚えようと、真剣な表情で竿を握った。

 今年は「キハダが釣れない」といわれている。「本ガツオは型は良いけど数は控えめ」との声も上がる。それでも午前8時過ぎ、2号船で東京都品川区の竹村佳奈さん(53=アルバイト)が本ガツオ3キロを釣り、幸先良いスタートを切った。

 だが後が続かない。群れの動きを見ながら5~10分置きにポイントを移動するが、沈黙の時間が続く。1号船では午前8時半過ぎ、神奈川県大和市の原田杏南さん(30=パート)の竿が大きく曲がった。色めき立つ船内。だが間もなくハリスを切られた。「あれはキハダだった…」。その感触が残る手をじっと見つめていた。

 そんな原田さんの竿が再び弧を描いたのは午前10時前。慎重に慎重に取り込んだのは本ガツオ5・5キロ。キハダ・本ガツオの“マグカツ”経験者だが「コマセをどれくらいまくか、いかにハリと同調させるか意識した。波が高めだったので、自然に出ていくコマセも計算するなど勉強になった。船長、講師陣のおかげ」と学びの多い1匹となった。

 11時前には同じ1号船でマグカツ初挑戦の東京都杉並区の清野寿美花さん(23=看護師)に本ガツオ4キロが来た。置き竿にする参加者も多い中で竿を持ち、誘い続けて呼び込んだ待望の1匹。「サワラなど青物はやりますが、いつか狙ってみたかった釣り。女性だけの会なので参加しやすかった。キハダは釣れなかったけど、諦めたらダメだと学びました」と笑顔。

 ほぼ同じ頃、2号船でさいたま市の遅沢麻奈美さん(50=公務員)がこの日最大の6キロをゲット。“釣れる気配”が漂い始めた直後、1号船に船体トラブルが発生。両船とも港に戻ることになった。

 ダイワ・フィールドテスターの田渕雅生さんは「キハダは今後、海水温が下がるにつれ活発に釣れ始める可能性はある。今日の学びを生かせば、きっと釣れる。ぜひ再挑戦して」と締めくくった。

 《竹村さん1号》体験会1号を釣った竹村さん。だが、縦横無尽に泳ぎ回る魚は右舷の大半の仕掛けを巻き込みオマツリ地獄に…。「皆さんには本当に申し訳なかったです。でも、こういう会だからか親身に協力してもらえて助かりました」と感謝。

 《遅沢さん良型6キロ》遅沢さんは6キロの良型に「いい引きを楽しませてもらいました」と笑顔。キハダ初体験。「夏に奄美大島でアオチビキという魚を釣り、大きい魚が釣りたくなった。いつも1人で釣行しますが、体験会はフォローがあって助かった」と話した。
 
 《水温下がればキハダに期待 プロの目》キハダ不調の理由は不明で、長雨や黒潮大蛇行の終息など、いろんなことが影響している可能性がある。ただ、相模湾に入ってきてはいる。私が思うに、シラスやトビウオの幼魚など比較的小さな魚を餌にしているのかもしれない。そうなると一般的なオキアミ餌などに見向きもしなくなる。日本近海に控える複数の台風が一つ一つ通り過ぎるたび、水温は下がっていく。そうなれば釣果も期待できるだろう。 (田渕 雅生)

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