日本オープンの舞台は約1万本の木を切って大改修した標高600メートルの雄大なコース 優勝争いに期待

[ 2026年10月15日 06:00 ]

日本オープン会場で会見する日本ゴルフ協会の山中博史専務執行役
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 男子ゴルフの国内メジャー、日本オープンはきょう15日に滋賀・タラオカントリークラブ西コース(7411ヤード、パー70)で開幕する。

 14日に日本ゴルフ協会の山中博史専務執行役が会見し、コースのセッティングや見どころについて説明した。

 「標高600メートルのところにあり広々としていて雄大で距離もたっぷりあります。500ヤード以上のパー4のホールが3つあり(全長は)7411ヤードでパー70。日本オープンでも最も長いコースになると思います」と注目点を挙げた。

 その500ヤード超えのパー4は530ヤードの8番と、524ヤードの10番、そして504ヤードの18番の3ホール。近年の男子ツアーはプレーヤーの飛距離アップが目覚ましいが、そのパワーに対応した設定となっている。

 ただ、グリーンには柔らかさがありスコアをつくりやすい状態になっている。

 「スピードはそこそこ出ていますが、柔らかい感じなので選手の話を聞いてみると“ボールはよく止まります。しかもグリーンが速くて転がりが良いので、良いストロークをすれば入るし、それなりのスコアが出るんじゃないでしょうか”ということでした。我々もそう思っています」

 またラフも9センチほどで特に長いわけではない。そのため練習ラウンドを終えた選手の中からは、優勝争いのラインを2桁アンダーと予想する声も挙がる。山中専務執行役は「風次第だと思います。風が吹くと難しい。風があると距離を感じるコースになります。風が吹かなければおそらく15アンダーくらいはいくと思います。吹いたら全く別のコースになる。グリーンもドライになってくると、タラオの難しさがより出てくるのかなと思います」と見解を述べた。

 一方でインの12、13番はティーの位置を2箇所設定する趣向を凝らしている。特に池越えのパー3の12番は187ヤードと114ヤードで、73ヤードの差がある。大会4日間のうちのいずれかの日に、どちらかを採用することになるが、狙いは短いクラブで打てるホールであっても、選手がしびれる状況をつくることだ。

 「グリーンのすぐ手前まで池があり、短い方にセッティングした時には、一番手前にピンを切ることになると思います。そうすると使用するクラブは52度や48度あたり。風がアゲンストならPWかもしれない。いずれにしろボールが高く上がってスピンがかかるクラブになります。でもこのグリーンの柔らかさだと、かなり戻る可能性があります」と池ポチャを誘う危険なホールになることを予想する。

 だが、それを避けて奥に逃げようとすると今度は別の問題が出てくる。

 「受けグリーンですからピンの奥についてしまうと、今度は下りのパットが残る。また、ショートアイアンは性能的に左に引っかける可能性が高い。優勝争いの中で選手たちにそういうプレッシャーを与えて、スピンコントロールなどの対処法を求めるような狙いで、セッティングをさせていただこうと思っています」と意図を説明した。

 山中専務執行役によれば、タラオカントリークラブで日本オープンの開催が決まったのは2019年。それから新しいバンカーやティーを作り、1万本の木を切るなどの大規模な改修を経て開幕を迎えた。大会期間中の天気は4日間とも晴れ予報だが、風が吹いても吹かなくても標高600メートルの雄大なコースで、ハイレベルなドラマが見られるのは間違いなさそうだ。 

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