【虎番リポート】阪神・大竹耕太郎 “師匠”ヤクルト・石川の「柔軟力」手本に40歳超え現役目指す

[ 2026年9月5日 05:15 ]

キャッチボール中に笑顔をのぞかせる大竹(撮影・亀井 直樹) 
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 もう一人の“師匠”の一語一句が、長寿投手へのヒントだ。6日に先発予定の阪神・大竹は、2日に現役引退会見を行ったヤクルト・石川の「柔軟力」を参考にしてきたという。

 「例えば山登りで言えば、頂上があって、それが試合で抑えることだとしたら、山頂に行くまでのルートが、この道だけじゃなくていろいろある。一本道しかないと思うとしんどかったりするけど、登り方はいろいろ。石川さんにも話を聞いて、そういう話をしていただいた。すごく大事にしています」

 多彩な変化球を駆使する大竹は、一辺倒にならないことが投球の強み。「過去にこうだったから」という前例にとらわれない。相手のスタメンも、状態も、気温も、対戦ごとに変わる長いシーズン。マウンドに上がらなければその日の状態、感覚は分からない。「いい意味でも悪い意味でもその日の状態で勝負(が大事)」。身長1メートル67ながらプロ野球記録の24年連続勝利を樹立するなど「小さな大投手」として通算188勝を挙げた石川からもらった金言が、年齢を重ねるごとに理解できるようになった。

 22年12月9日の第1回現役ドラフト当日。石川と初めての会食中に阪神移籍の電話が鳴ったという不思議な縁もあり、以後、LINEで悩みや考え方を相談することが多くなった。引退の報告も本人から連絡をもらった。

 「“40過ぎでも(現役で)できるように、200勝まで頑張れ”と。あのぐらいまで逆算してできるように」

 プロ野球界では現役25年の石川や同32年の山本昌(中日)ら長寿投手の共通点は「制球力」。それは、かねて師事する和田毅にも共通する。「石川さんと和田さんを足して2で割ったみたいな感じにしていきたい」。大竹の目標は、明確だ。(石崎 祥平)

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